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リードマネジメントがめざす組織と個人の姿

私たちはだれでも、大なり小なり、仲間になりたい、人の役に立ちたい、喜ばれたい、自由にしたい、学びたいと思っています。その一方で、強制されたり、コントロールされたりすることは嫌いです。

 

そして、私たちは、自分が決めたことには、責任を持ち、本気で取り組網とする傾向があります。

 

私たちが、よい仕事をしたり、創造性を発揮するには、安全で、恐れがなく、リラックスできていることが必要です。

 

また、人であれ、組織であれ、願望を実現するには、願望を具体的なイメージとして明確化しておく必要があります。

 

リードマネジメントは、以上のようなことを前提としていますが、リードマネジメントが目ざす組織とは、

 

・相手との人間関係を大切にし、協力関係を築く

・一人一人が自立しながら、協働しあう

・組織力を高めながら、問題解決に取り組む、というような組織です。

 

そして、そのような職場では、構成メンバーは、

 

・一人一人が自ら内的に動機付けしていくことができる(各個人による内的コントロールの促進)

 

・一人一人が他者の内的コントロールを促すことができる、つまり、上司であれ、部下であれ、同僚であれ、顧客であれ、目の前の人を満足させることができる、ということが目ざされます。

 

また、組織と個人にリードマネジメントが浸透している職場の特徴としては、

 

組織と個人の目標が明確である

・問題でなく解決に焦点が当てられる

 

・職場によい人間関係と信頼関係がある

・職場に笑いが満ちていること

 

・職場で従業員が欲求を満たせること

・従業員が成長し、業績が上がる。

 

・安心して、意見を言ったり質問したりできる

・研究、改善による質の向上を目指す

 

・組織と個人と顧客が幸せになる

・組織の長期にわたって繁栄する

 

・たえざる上質の追及が行われる(改善の継続)

 

・各自の欲求が満たされ、自ら熱心に仕事に取り組み、組織の生産性が向上する

 

というようなことがいえるでしょう。

 

リードマネジメントが実現されれば、上司、部下を含め、職場の誰もが、自己責任意識を持ち、生産的な方法を採用し、創造性を発揮し始めると考えられています。

 

従業員は、本来、上質なものがどういうものかを知っているし、それをできるだけ低いコストで実現する方法も知っているのだけれども、ボスマネジメントが、そのような従業員の能力の発揮を妨げていると考えられ、従業員が上質の仕事を実現できるかどうかは、上司と従業員との間の信頼のレベルによると考えます。

 

また、相手が、自分で行動を選択したと感じ、責任感を意識するには、相手が、

・情報を共有している

・状況を理解している

・意思決定に参画している

・行動を選択したことに納得している

 

ことが必要です。これらに欠けると「強制された」「させられている」という意識が強くなるでしょう。